おそらく降り続いたであろう雪が 午後2時過ぎなのに石段を覆いかくし、 ちょうど顔を出した太陽に煌めく そして、猿帰石橋の向こうに後光が差したように方丈が浮かぶ 思わず、拝みたくなるような雪景色 まるで飛び石のように見える石畳を慎重に登った 垣根の向こうに見える茅葺屋根が牧歌的だ 結局、最後まで誰とも会わなかった方丈から 適度に山肌が見える庭を望む 冬枯れした桜に雪花が咲くが 庭に出る事は決して許されない 吹きさらしの渡り廊下を行き 軒下から庭越しに眺めると、ちょうど青空が見えた 一時間近く経ったので、更に雪が融けたようだ 此処はまだ山の中、そろそろ帰る事にしよう 来た参道には僅かな足跡だけが残っていた 結局、中の勅使門で一人の女性とすれ違っただけだった
by deepseasons
| 2013-03-09 00:00
| kyoto
|
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Comments(18)
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kirafune at 2013-03-09 07:29
すれ違った女性が気になります^^
こちらのお寺さんは、すぐには行けないところですね。 この時期のお写真は珍しく、思いがけずに 雪景色を見せていただけて嬉しいです。
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arak_okano at 2013-03-09 08:45
おはようございます、アラックです。春の梅も満開と思ったら、サブ( ´△`)シリーズの続きますね、額縁雪景色に差し込む光とバグース満載、ありがとうございます。こちらは河津桜が咲きましたか、花粉が大変。
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kwc_photo at 2013-03-09 17:47
常照皇寺さんまで足を伸ばされたのですね。
雪景色は初めて見た気がします。素晴らしいですね~。 青空まで見えたのですね。 桜が楽しみなこのお寺も、この季節はこんな景色なのですね。 貴重なシーンを見せて頂きました。ありがとうございます(^-^)。
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belgium44 at 2013-03-09 18:49
こんばんは~♪
常照皇寺は紅葉の光景しか見たことがなくて、場所からして 雪はかなりあるだろうとは思いましたが、雪景色を見るのは初めてで しかも午後の光景・・・・ ほとんど足跡もなく、もしかしたらこの日はじめての参拝者だったのかもしれませんね。 今日は暖かすぎて薄手のコートが邪魔でした、今年は雪が不完全燃焼でしたね。 これに近い量を街中で見たかったです^^ 方丈から見る光景、石段、どこを見ても見応えたっぷりでした~。
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bluedots at 2013-03-09 19:16
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deepseasons at 2013-03-09 20:42
雲母舟さん、コメントありがとうございます。
実は、以前にも一度、雪を追いかけて冬の常照皇寺を目指した事が あるのですが、空振りだったのを以前にアップしています。 今回も駄目元で行ったのですが、思わず門の前で「したり顔」でした。 こちらまで行くと他を回れないのですが、次年度も挑戦したい風景が 確かに在りました。
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deepseasons at 2013-03-09 20:57
アラックさん、コメントありがとうございます。
3月に雪景色はあまり好まれないと思うのですが、お付合いいただき 感謝します。 私は、吉野杉や光化学スモッグの時代に育ったので 花粉症にならないのですが、齢をとっても急に発症したりするそうです ね。 大変な時期だと思いますが、やはり春色はいいです~
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deepseasons at 2013-03-09 20:57
katsuさん、コメントありがとうございます。
駐車場がまず真っ白だったので、降ったばかりの雪なんだなあと思い ました。 帰り時は半分は地面が見えていました。 毎シーズンは、市中では昼から降り出した雪が積もる事は一度もなか っただけに貴重でした。 これ以上、降り積もると辿り着けなかったであろう風景に釘付けでした。
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deepseasons at 2013-03-09 21:07
さおりさん、コメントありがとうございます。
午前中から何人かの人が訪れているはずですよ。 少なくても出てきた 人に中の門で出会いました。 おそらく私が行く事前に降った雪が足跡すら消し去ったのでしょうね。 毎年1~2回あるどか雪が、今シーズンはないままに終わってしまい そうです。 だから、私を周山まで足を延ばさせたのでしょうね。
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deepseasons at 2013-03-09 21:13
bluedotsさん、「初」コメントありがとうございます。
そうなんです~ 「凛とした」という表現が的を得ている風景でした。 特に結構背高い杉もある参道の石段と勅使門をくぐるとぱあっと 開けるのがたまりません。 どうぞ、リンクしてくださいませ。 こちらからも送信させてもらいます。
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きたやま
at 2013-03-09 21:48
x
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youpv at 2013-03-10 06:36
こんばんわ♪
今更ながらですが、こんな雪の日も、お寺さんは襖も閉めないんですね。いや、見る方としては、開放してある方がもちろん良いのですが、お寺さん、寒くないんでしょうか? ポートレートも楽しませて頂きました。
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deepseasons at 2013-03-10 22:15
きたやまさん、コメントありがとうございます。
周山を越える峠の積もる具合がピークで、実は周山に入ると雪が少な かったので、三門前に立った時は感動しました。 ついでにしては少し長距離になりましたが、午後からだったのでほんま にあまり期待せずに訪れただけに余計に感動したのでしょうね。
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deepseasons at 2013-03-10 22:20
youpvさん、コメントありがとうございます。
今シーズンは、残念ながら市中では見応えのある程に積もりません でしたね。 この風景を目のあたりにすると来シーズンは京都北部 の雪予報に踊らされるかもしれません。 今冬は瑠璃光院に始まり常照皇寺に終わりそうですが、まあなんとか 収穫を得たような気がします。
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deepseasons at 2013-03-10 22:25
アッキーマッキーさん、コメントありがとうございます。
常照皇寺は、いつも開け放たれていますね。 なので、私が居た時も 時折舞う雪が畳の上まで入ってきていました。 雪深い時は外の渡り 廊下の上も白くなるようです。 行った時も少し黒く濡れていましたよ。 ポートレートは恥ずかしいばかりですが、まあ眼を細めてぼかして 雰囲気だけでも味わってもらえば幸いです~
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bluedots at 2013-03-13 20:32
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deepseasons at 2013-03-13 23:53
bluedotsさん、コメントありがとうございます。
最近、忙しい日々(梅他撮影のついでに仕事も)が続いている上に 連続投稿していますので、コメント欄を閉じていますがどちらにコメ ントを投稿していただいても構いません。 必ず、見させていただき ます。 光琳の梅、一本だけの梅ですがきれいでしょう~
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